競馬は勝ち続けることが難しく、最後にはほとんどの競馬ファンが負けてしまうという現実があります。
それではなぜ勝つことが難しいのかというと、競馬というのは参加者全員でお金を出して的中した人がお金を受け取るという仕組みになっているのですが、そこで胴元が集めたお金の一部を手数料として徴収をします。
日本では平均して25パーセントほど手数料として胴元に取られてしまうわけですが、これは集めたお金の四分の一にも当たる金額ですからこれだけの手数料を取られて勝ち越すというのは容易なものではありません。
どれだけ予想上手な人であったとしても、ここまで手数料を取られてしまうと投資した金額以上のお金を得るというのは非常に厳しいものになってしまいます。
短期的に見ればたまたま勝つこともあるかもしれませんが、長い目で見れば毎回賭け金の四分の一を取られてしまうわけですから、続けていれば最後には必ず手数料の分だけ負けてしまうことになるのです。
他国のギャンブルや日本の他のギャンブルと比べてみても、25%というのはとても厳し数字と言えるでしょう。
プロの馬券師
競馬の馬券的中だけの収入で生活をしている人を本当のプロ馬券師と言いますが、実際にはプロ馬券師と言っても、有料予想家としての仕事、書籍や雑誌の原稿料などで収入を得ている人もいます。
プロ馬券師の人も元々は馬券収入で生活をしていた時期もあるのですから、何故その生活をやめているのでしょうか。
答えは安定性を求めている事や必ず勝たなければいけないという精神的な厳しさからの開放という人もいると思います。
一般的な競馬ファンの人は、例え今月の競馬で負けてしまっていても、また来月になれば競馬にどれだけの金額を使えるかは個人差があるものの一定額の給料が入ります。また、正社員として働いているのであれば、夏や冬にはボーナスが支給されるという人も多いと思います。
ここが馬券生活者との大きな違いになるのだといえます。
従って一般的な競馬ファンは勝ちにこだわると言いながらも、それなりに無駄な馬券や高配当ばかりを狙った3連単などの馬券種になったりもします。確かに大きな配当を手にすれば、しばらくは馬券代には困らないと思いますが、
本当に勝てる馬券を買っているかというとやはり疑問が多く残ります。
どうしても負けられないというレースが毎回のようにある場合には、基本的に単複になりますし、間違っても全レースの馬券を買うという事はありません。吟味をして確実に勝てるレースだけで勝負をするのが基本になります。